ベトナム旅行記(フエ 古巡り)

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フエ 古巡り

朝の9時位からフエの名所巡りをする予定だったので、少し前にホテル内で朝食を済ませドライバーを待った。 ツアーの内容はバイクで5箇所を回るものだった。料金は10ドルで時間制限は特にないとのことだった。 今までは何処かに行くときは、自分でバイクタクシーを見つけていた。今回も同じようにする予定だった。 しかし、自分でチャーターすると運転手による当り外れが有りそうだし、その都度見つけるにしても郊外では うまくいくか分からない感じがしていた。その点ホテルのツアーは大変安心である。 行き先はカイディン帝廟、トゥドゥック帝廟、トゥーヒュー寺、ティエンムー寺、阮朝王宮、だった。 最初に遠くの見所に行き、立ち寄りながら市内に戻ってくるコースだ。 最初にカイディン帝廟に向かった。距離にして10km位だろうか。落ち着いたたたずまいの町を通り抜け、 直ぐに田舎道になった。自然に囲まれた道を風に吹かれながら進んで行きとても爽やかだった。 カイディン帝廟は小高い丘の斜面にある。階段を登り門を抜けると石造が立ち、廟を見守っている。 廟の内部にはカイディン帝の像があり、壁には彫刻が施され、天井には龍が描かれている。立派な外観だが、 各所に細かな彫刻が施されていて芸術的にも優れていると感じた。

次にトゥーヒュー寺に向かった。ここはあまり印象に残っていない。ガイドブックにも載っていないし、 観光客も誰もいなかった。門を抜けた所にある池を一周し、お寺を少し見学したくらいですぐに外に出てしまった。 その後トゥドゥック帝廟に行った。広々としていて落ち着いた造りの所だった。入って直ぐに大きな蓮池があり、 これが印象的だった。池岸には涼しさを味わうための木造の建物があり、風流な感じがした。 池の近くの階段を上がると皇帝を祀った寺、石造、墓などがある。全体的な印象として緑豊かな風情なところで、 歩いていて和むところだった。

ティエンムー寺に向かう途中にファン・ボイ・チャウ記念館に立ち寄った。 「ファン・ボイ・チャウ」という偉い人の墓と像、記念館がある。墓の前の像はなかなかインパクトがある。 次にティエンムー寺に向かった。ここにはフエのシンボル的な塔がある。7層八角形で21mの高さがあり、 各層には仏像が安置されている。フォーン川に面した小高い丘の上に建設されているのだが、 ココから眺めるフォーン川の景色も綺麗だ。山に川、そこを通る舟を見ていると絵のような美しさを感じる。 目的地は残すところ1つとなった。お昼もまわっていたこともあり、近くの食堂で昼食を取ってから向かった。

ラストは阮朝王宮だ。王宮門をくぐり王宮内に入ったら早速王宮門の上に登った。ここからの眺めはなかなか良く、 規模の大きさも確認できる。正面には大和殿があり、これは中国の紫禁城を真似て造られたらしい。 皇帝の即位式が行われる所で、中には皇帝の座る金箔のイスと台座が置かれていた。顕臨閣、長生殿などを 見学しながら歩き回った。城内は喧噪さがまったく無く実に落ち着いていた。

これでフエの見所は大体見終わった。運転手と合流し、他に行きたいところがあるか聞かれたが、 満足していたので特に思いつかなかった。しいて言えば歩き回って疲れていたのでマッサージにでも行こうと思った。 そのことを伝え、ボディマッサージをして癒された後にホテルに戻った。チェックアウトは既にしていたのだが、 親切にも向こうからシャワーを浴びてよいと言うので使わせてもらった。ハノイ行きの列車のチケットは 20:30発でとっておいた。出発までは何時間かあるし、荷物もそれまでは預かってくれる様なので、 少し休んだ後に散歩に出かけた。アンクー市場に行くことにし、そこまではそれ程遠くなかったので徒歩で向かった。 先日行ったドンパ市場と似たような感じだった。建物の内部では衣料品や日用雑貨が売られており、 その周辺は生鮮食品売り場となっていた。場所のせいなのか観光客は誰もいなく、ローカルな感じがした。 その後大通りを歩いていると何屋か良く分からないが、大きな建物を見つけたので入ってみることにした。 入り口には警備員が立っていて、持ち物は全てロッカーに預けないといけないようだ。珍しい。店内は冷房が効いていて、 商品も綺麗にディスプレーしてあった。お土産に向いていそうなちょっとよさげな商品や、本、生活雑貨などを扱っていた。 店を出た後はホテルに戻る方向でぶらぶらした。途中でツアー時の運転手がおいしいと言っていたお店のことを思い出し、 その食堂に行った。辛いもの好きにはたまらないスパイシーさが特徴のスープ&ヌードルだ。 しかし、たまたまだと思うがスープがぬるかったのだ。熱々だったらきっと大満足だっただろう。 食後に屋台のサトウキビジュースで喉を潤しホテルに戻った。

干時間は早かったが、フエ駅に行くことにした。歩いていこうとしたのだが少し迷ってしまい、うろついていると バイクタクシーに声を掛けられた。「フエ駅まで7千ドンでどう?」と聞いてみたら安いから無理だという。 2kmしかないので意外な結果だった。元々歩くつもりだったので相手の言い値には応じずその場を去った。 違う方向に歩いていたらしく暫くすると道が違うと言い寄ってきた。わざわざ教えに来てくれたし、 道にも自信が無かったので乗ることにした。相手の言い値の1.5万ドンで乗ることにしたのだが、 なんか怪しい雰囲気の人だったのでしっかりと意識を合わせてから駅に向かった。勘は的中し、降りる際に 15万ドンを要求してきた。いきなり10倍とは酷い話である。しかし、トラブルが多いといわれているバイクタクシーでの 金銭トラブルはなかったため、ある意味楽しめた。 「暗くてお金が見えないから駅前の明るい所で払う」と言っても応じない様子。その後暫くもめたが、 乗る前に決めたことだから払う気がないと伝え、1.5万ドンを手渡すと諦めて帰っていった。 列車はほぼ時間通りに到着した。今回は6人部屋の寝台室の最上部だった。フエに向かうときに乗った列車のような 快適さは無く、天井が近すぎて座ることすら出来なかった。部屋も外も暗かったので寝るしかなかった。